「描画色:黒」のクイックアクセスを作る CLIP STUDIO PAINT
クリスタでおきた式乗算レイヤーを使っていると、仕上げの手前まで描画色は黒になります。
しかし、液タブのペンのスポイトボタンを押してしまって、描画色がグレーに変わってしまうことがちょくちょくあってストレスでした。
他にも、「黒にすぐに戻せないかな」ということが度々ありました。
ショートカットキー設定はしているのですが、左手デバイスに登録するよりもっと直感的に出来ないものだろうかと考え、クイックアクセスに登録することにしました。
設定方法はハンバーガーメニュー>クイックアクセス設定>描画色>黒
です。黒以外ももちろん設定できます。
新しいクイックアクセスはバーの一番下に作成されますので「CTRL+ドラッグ」でお好みの位置に移動して使ってください。

【コラム】悩んだらひとつ前の技術に専念してみる
この1年間、線画を描くことに集中していました。
理由は色々あるのだけど、一番は形を線でとらえられるようになりたかったから。
そこがあいまいなまま塗りをこねくり回しても、私の求めるシンプルなんだけど形がとれている絵にはならないなと考えたんだよね。
やってみて良かったなと純粋に思います。
どうにも気に食わないところから自分で許せるぐらいまでは進化した。
もちろんまだまだ道半ばだけどね。
そして副産物として「壁にぶつかったら基本に帰る」ということが腹落ちしました。
それはいろんな人が口をすっぱくしていっていることだけれど、自分で納得いっていなかったことだったのですよ。
それが納得できて、そこが自分が一番人として進化出来たポイントだなと思います。
線画がこれでいいとは思わないけれど、今はちょっとだけ手を進めてアニメ塗りを始めました。
やってみると、自分は基礎について何も分かっていなかったなと改めて思い知らせる。
それを筆の良さや便利ツールでごまかしてきたんだなって。
影のつき方からもう一度勉強しなおしています。
これが発見が多くて楽しい。今までどうして避けていたんだろうと思う。
そしてそんな基礎研究に時間をさける自分の人生が素敵だなと思う。
練習しすぎてストイックになり過ぎて、描きたいものが分からなくなって手が止まったりもした一年だったけれど、総評として素敵な一年だったな思います。
悩んだら、一つ手前に戻ってみる。そしてそこに専念してみる。
するとこんがらがっていた紐が解けるように、物事が進み始める。
最近の一番大きな発見です。
レイヤーマスクの使い方あれこれ【CLIP STUDIO PAINT】


レイヤーマスク使っていますか?ちょっととっつきにくいですかね。でも使えるようになると一気に出来ることが広がるおすすめの機能です。
レイヤーマスクはクリッピングマスクの上位互換なところがあるので、まだクリッピングマスクを使ったことがないならまずはクリッピングマスクを使ってみて「マスクするとはこういうことなんだな」ということを肌感で掴んでください。
他のサイトさんで
レイヤーマスクはクリッピングマスクでは出来ないことをするために使う
と書いてあってその通りだなと思いました。
私がクリッピングマスクではなくあえてレイヤーマスクを使う場面は主に3つです。
レイヤーマスクを作成する場面
①選択範囲をまたぎたい場合
まず①ですね。
例えば装飾品、この絵の場合王冠の部分だけマスクしたいんだよなーみたいなときにレイヤーマスクは有効です。
クリッピングマスクだと王冠はこの塗りレイヤーフォルダの一番上になくてはいけませんが、レイヤーマスクを使えばこのように他のレイヤーの間に挟むことが出来ます。
このレイヤー構成の場合、シルエットのマスクは塗りフォルダ全体にかかっていて、王冠の付属品のレイヤーにだけさらに細かい部分指定のマスクがかかっていることになります。

②選択範囲をほかのレイヤーに受け渡したい場合
②です。
例えばおきた式の乗算レイヤーセットを使った場合、塗り分けレイヤーと影レイヤーは別のフォルダに入ります。
上の影レイヤーを下の塗りレイヤーにクリッピングしても良いのですが、レイヤーマスクを使うとより自由度が広がります。
例えばこんな風に肌は肌だけ。
髪は髪だけのマスクをかけることが出来ます。

③半透明にしたい場合
半透明を作るとき、クリッピングマスクだと下の範囲指定用のレイヤーを削るしかなくて不便ですよね。できれば塗り分けレイヤーはそのまま残しておきたい。
そんな時レイヤーマスクが有効です。【レイヤーマスクを】編集して半透明にします。
この方法だと、トーンの削りなども元のレイヤーを非破壊で行うことが出来て大変便利です。

私が主にレイヤーマスクを使う場面をご紹介しましたが、他にもいろいろ楽しい使い方があると思います。
ぜひいろいろ試してお絵描きライフをエンジョイしてください。

10秒で元絵からシルエットを作る【CLIP STUDIO PAINT】

これ、影が有った方がいい気がするな。そんな時。
CLIP STUDIO PAINTなら秒で作れます。
まず前提として自分で描いた絵で、キャラ部分の完成品はすでにあるものとします。
これを複製して塗りつぶしてシルエットを作ってもいいのですが、もっと早い方法があります。
それは完成品をまとめて一つのフォルダに入れて選択範囲を作成してしまう方法です。
以下詳しくご説明します。

まず合体させていない完成絵があります。

フォルダを新規作成し「本体」と名付けます。

本体フォルダに必要なレイヤーを全部入れます。

本体フォルダを右クリックし、レイヤーから選択範囲>選択範囲を作成
新規レイヤーを作成します。

選択範囲を塗りつぶしまず。バケツマークですね。

ただしこの方法だと、半透明部分が半透明になってしまいます。

なのでもう一回バケツボタンを押します。

するとほら、塗りつぶされます。

完成です!
シンプルで素敵な解でしょ?お試しください。
【書籍レビュー】衣服の描き方マスターガイド
みんな!衣服の描き方マスターガイド(トム・フォックス著 ホビージャパン)を読んでくれ!
布の話をし始めるとどうしてもパターンや縫製など衣服の作りについての話をしなくちゃいけなくて、でもその話をし始めるとどうしてもマニアックな話になって話がながくなっちゃうんだよなと思っていたのですが。
この本ならそれが全部書いてある。
注釈としてこの本の何ページに書いてあることなんだけど~という補足説明が出来る。
素晴らしい!
衣服の描き方本は出ていたけれど、ポーズ集やカタログ本という感じで、根本的な「どうしてそうなるのか」という部分の解説が足りないものばかりだったけれど、これはそのどうして?が布の厚さとか人体との関連性から丁寧に解説されている。
こういう本が欲しかったんだよ!
しかもこの本は絵が上手い!(大事!!!!!!)
日本語の訳がだいぶ固いとか、そもそも人体の構造が分かっていないと話にならないとか、物理的に分厚いとか、欠点もないわけじゃないけど、それを押しのけて有り余る内容の濃さ。
買って!衣装の描き方、特にしわの描き方に悩む人全員買って!
そして読んで!話はそれからだ!
テンプレート機能でさらに時短に|レイヤーカラーを使いこなす|CLIP STUDIO PAINT
テンプレートの便利さ
前回レイヤーカラーの機能を使って黒一色で塗り分ける方法をご紹介しました。
しばらくやっていると気づくはずです。
何色でも良いならこのパーツはこの色と決めてしまった方が整理がしやすいんじゃないか?
例えば髪の色はいつも赤というように。
その通りです。
しかもレイヤー名も一緒に登録して素材として呼び出すことが出来ます。
ここではテンプレートの登録方法と変更方法をご紹介します。
テンプレートの登録方法
まずテンプレートとして登録したいレイヤー一式を用意します。
上部メニュー>素材登録>テンプレートとして登録
ちなみに私の使っているテンプレートをCLIP ASSETSで配布しています。
おきた乗算塗りテンプレートから名称を変更しました。
主な変更点
・レイヤーカラーがセットされたレイヤーが20枚に増えました。
・影レイヤーのレイヤーカラーをより使いやすい色に変更しました。
いつも使うレイヤーを呼び出せる便利さを体験してみてください。
無料です。
テンプレートの変更方法
テンプレートを編集したいときは一度呼び出したものを編集し、新しい素材として登録します。
レイヤーカラー塗り分け法|素早く塗り分け作業を終わらせる|CLIP STUDIO PAINT
本格的に塗り始める前のレイヤーを切り分ける塗り分けの作業って面倒ではないですか?
いや、塗り分け作業こそ至高という方を止めはしないのですが、
塗り分け作業は単純作業で準備の作業なので、短い方がそのあとの仕上げ作業にエネルギーを割くことができ全体のクオリティーを上げることが出来ます。

その塗り分けの作業ですがあなたはどうやっていますか?
一色ずつ色を選んで、このパーツは赤、このパーツは青、という風にやって
いませんか?
実は黒一色で塗り分け作業をする方法があります。
黒一色で作業すると、後ではみ出しや塗り漏れなどのミスがあっても、簡単に修正することが出来、そのぶん作業が早くなります。
しかもこの方法なら塗り分けしてから後で全体を見ながら色を調節することも出来ます。
この方法でやると全体の色の統一感が格段に上がります。塗り漏れも見つけやすく少なくなりますので、グレイッシュカラーや薄い色が好きな方に特におすすめします。
1レイヤーカラーの仕組み
レイヤーカラーの仕組みについては前回の記事で詳しく解説しましたのでそちらをご覧ください。ここでは明度によって色の濃さが変わり、黒が一番濃い色として表現される、と覚えておけば大丈夫です。
2塗り分け
塗り分け作業に入ります。
まず、レイヤーカラーを適当な派手な色にします。

派手な色にするのは、塗り残し塗り漏れが分かりやすいからです。
描写色を黒にし、塗り分けをしていきます。

(CLIP STUDIO PAINTは「描画色を黒、背景色を白」にするショートカットを設定することが出来ます。任意のキーを登録しておくと便利です。私はQキーで登録しています。)
ツールは何を使っても良いです。
結果として塗り分けが出来ていればOKです。

実際にやってみるのが一番わかりやすいですが、レイヤーカラーがONになったレイヤーに黒で描画すると、指定したレイヤーカラーの色で描画されます。
この作業を必要なパーツ分だけ、レイヤーカラーの色を変えながら作業していきます。

必須ではないのですが、最初にシルエットを緑で塗りつぶすことをおススメします。
あとから上に色を載せていくときにいろいろと都合が良いからです。

メリットは例えばこんなものがあります。
・塗り残しが分かりやすい(緑が見えているところは塗り残しです
・選択範囲としてマスクを作成できる
・クリッピングしながら作業すればレイヤーごとに外周をトリミングする必要がない
などなど、ほかにも見つけたらぜひコメントください。
塗り漏れ・塗りミスを見つけたら
塗りの不足やはみだしを見つけたときはそのレイヤーに移動し(修飾キーSHIFT+CTRL)黒の描画色はそのままで修正作業をします。

この方法だと、描画色を塗り分けした色に変える必要がありません。
そのため手戻りが発生しづらく、作業が早く正確になるのです。
パーツの切り分け作業が終わったらレイヤーカラーの色を変更し
全体の色調を統一します。
これで塗り分け作業の完了です。
レイヤーをラスタライズして次の作業に移ってもいいですし、
そのままでも普通のレイヤーと同じように扱えます。
一つひとつ描画色を変えて塗るより
3倍くらいは早く作業できますので是非使ってみてくださいね。
新しい塗り分けテンプレートを公開しました。
素材をダウンロードし
素材フォルダ>ダウンロード>黒一色・・・>同名の素材を
レイヤーウィンドウにドラック&ドロップするだけです。
簡単&無料ですので是非使ってみてくださいね。
