水彩塗りの研究2 マスキング CLIP STUDIO PAINT
こういうものを作ります。
水彩でムラ塗りとなったらやはりマスキングが使いたくなります。
デジタルはもちろんマスキングが出来ますし、それを編集することも出来ます。
今回は、なるべくアナログの使用感に近い方法でマスキングをする方法をご紹介します。
まずマスキング指定をします。
今回は一般的なマスキング液と同じような色で塗っていますが、何色でも良いです。
分かりやすく濃く派手な色が良いでしょう。
(マスキング用のミリペンはアンチエイリアスを少なめにしてますが、何でも良いです。
本当はアンチエイリアスのないツールの方が仕上がりがきれいですが
今回は直感的に使い易い画材が良いだろうと言うことでミリペンを使っています。)
このレイヤーから選択範囲を作ります。
メニュー>レイヤー>レイヤーから選択範囲
マスキング用のレイヤーはもう不要なので非表示にします。
新しいレイヤーを作成し、マスクをかけます。
選択範囲でマスクを作ります。
新しいレイヤーを選択し
メニュー>レイヤー>レイヤーマスク>選択範囲をマスク
指定した範囲でマスクが作成されます。
そして新しいレイヤーに描きこみます。
するとこんな風にマスキングされて下地が保護されます。
レイヤーマスクはフォルダにかけることもできます。
こうすると複数のレイヤーにマスクが適応されます。
(図間違えて同じレイヤーに塗っていますが気にしないでください。もう戻れないのあのころには)
では本番に行きましょう。
こんな感じで塗って行きます。
塗り終わったらマスクを適応します。
まずフォルダを合体させ(選択中のレイヤーを結合)マスクを適応します。
マスクの際を微妙にぼかして柔らかい印象にします。
瞳を塗ります。瞳は肌とは逆に「選択範囲外をマスク」で作画しています。
完成です。
お試しあれ!
水彩塗りの研究⑬ おまけ
これで完成と思いましたが、最後に用紙を変更したくなったので、ワトソン紙っぽい感じに変えます。
そういうことも出来る。そう、デジタルならね。
用紙の色をクリーム色に変更して……
完成です!
お試しあれ!
水彩塗りの研究⑪ 影色を足す
最後にデジタルっぽいことをしようと思います。
乗算で影色を載せます。
こういう強引な事が出来るのがデジタルの良いところ。
アナログにかなり近いと思うのですが、色が濁らないのでちょっと鮮やかですね。
お好みので影色の明度を少し下げても良いかも知れません。
水彩塗りの研究⑩ ファーを塗る 白を混ぜた塗り方
水彩塗りの研究⑨ 襟を塗る ブラシの合成モードによる違い
襟、ちょっと不透明にガッシュっぽく仕上げてみたいので合成モードをいろいろ試しました。
通常の方は若干タッチが残っていますが、透明度置換の方はしんでますね。
これはもう好みの問題だと思います。
私は乗算が好きです。
水彩塗りの研究⑧ 瞳を塗る 混色の方法いろいろ
瞳を塗って行きます。
まず下地を作ります。新規レイヤーを作成しミリペンで白目の部分に白を塗ります。
デジタルは白を塗れるんですねー。嘘っぽくなりすぎないように、若干(75ぐらい)レイヤーの不透明度を下げています。
さらに新規レイヤーを重ね、瞳を塗っていきます。
左目(右側)はウエット水彩ブラシのにじみを生かす方向でやります。
2色目と3色目はレイヤーの合成モードを変えてみました。
レイヤーを重ねていく方法はこういう結果になります。
では次、範囲選択して、にじみをある程度制御する方法。
今のトレンドですね。
こういうふうに下塗りをして
上に新規レイヤーをクリッピングしてちょんちょんとウエット水彩を置いていく。
こうなります。
塗り分け法の方が固い(絵の具含有量が多い)感じに仕上がりますね。