バティック風模様を作ります CLIP STUDIO PAINT
CLIP STUDIO PAINTでこういうものを作ります。
まず元絵を用意します。
バティックの柄には着物と同じように格や意味があるらしいのですが、考え始めると沼に落ちるので今回はあくまでも「それっぽい」ものを作ります。
新規キャンバスを作成します。
サイズは1200px×1200pxにしました。
サイズはお好みですが余り小さくしない方が作りやすいです。
作りたいパターンを配置します。
今回は以前自作した素材を使いました。
これはカラーパターンで統合された状態で保存されていますので、今から色ごとに版を切り分ける作業をしますが、これから作成される場合は色ごとに版を分けて作っても構いません。
要するにこれから多色刷りの版を作るんです。
色ごとに「色域選択→新規レイヤー作成→選択範囲でレイヤーマスク→任意の色で塗りつぶし」を繰り返し必要なだけ版を作成します。
この作業はメニューからやっても良いですが、レイヤーコマンドでも行えます。
①新規ベクターレイヤーを作成
②選択範囲でレイヤーマスクを作成です。
③のマスクを適応は後程使います。
色はこちらの4色を使いました。
後程ムラ加工で暗くなりますので少し明るめの色でぬりつぶします。
版を切り分けたらムラ加工をします。
ウェット水彩筆の透明度を60%にして使います。
大き目のブラシ(200~500ぐらい)で各色版ごとにムラになるようにさーっとぬります。
メニュー>レイヤー>レイヤーマスク>マスクをレイヤーに適応
もしくは③を押してマスクをレイヤーに適応します。
続いて一番下に割れ目(クラック)用の色を置きます。
ここでは薄い茶色にしました。
きなりも試して見たのですが、この薄茶色の方がより「らしい」感じになるかなと思います。
色のチョイスはお好みでどうぞ。
全ての版がそろうとこうなります。
ロウケツ染めっぽいクラック(割れ目)を作ります。
桜ブラシの描画色を透明にして版にクラックを描きます。
Ipadで作成したのでデフォルトで搭載されている桜ブラシを使ったのですが、どうもOSやバージョンによって搭載されているブラシが違うようです。
それっぽい傷がつけられればなんでも良いです。グランジブラシが有ればもちろんそれでもかまいません。
クラックはそれぞれの版ごとに着けます。
これで完成です。必要が有れば画像を統合してください。
完成するとこのようなものが出来ます。
お試しあれ!