水彩塗りの研究① 序文 CLIP STUDIO PAINT - おきたきおのお絵かきTOPICｓ

水彩塗りの研究① 序文

ずっと厚塗りというかコッテリとした透明度の低い塗り方をしてきたのですが、私の描きたいものはもしかしたら水彩塗りであっさり仕上げた方が合っているのではないかと考えました。

そこで改めて水彩塗りの研究をしてみました。

アドビフレスコの併用も考えましたが、私はやはりクリスタが好きなのでクリスタをどこまで活用出来るか、どこまでアナログに近いものを作れるかという方向で研究してみました。

しかしやはりデジタルとアナログは違うものですので、出来ないことはあります。

たとえば水を塗った上に絵の具を置くことによって出来る滲み表現です。

これについてはアドビフレスコがかなり研究していますが、まだアナログの演算スピードと複雑性を再現するには至っていません。

他方、デジタルにも良いところがあります。

一番はやり直しが効くこと。

そして重ね塗りした時に色が濁らないこともあります。

これについては後述しますが補色を重ねることによって透明水彩の、特に国産絵の具のダルトーンをかなり再現することができました。

ですので、デジタルでの水彩塗りはあくまでもデジタルでの水彩。

違う画材として楽しむのが良いと思います。

デジタルの手軽さを活かしながら、デジタルならではの新しい表現を模索していけたらと思います。