おきたきおのお絵かきTOPICs

模様の描き方やCLIP STUDIO PANTの使い方をUPしています

水彩塗りの研究③ 筆の設定1 塗り筆の設定

水彩塗りのキモはおつゆ感をどう再現するかに有ると思います。

おつゆ感とはアナログ水彩用語で筆に水分をたっぷり含ませる、あるいは画面にたっぷりと水を乗せることによって絵の具が不均一に広がる挙動とその仕上がりのことです。

 

色々試してみましたが、ブラシの設定によって滲みの挙動を再現する方法は今の所発見出来ていません。

 

そこで薄い色を乗算で塗り重ねていくことによっておつゆ感を再現することにしました。

 

まず「ウェット水彩」をコピーします。

そのままだと濃すぎてすぐ真っ黒になってしまいます。

そこでコピーしたブラシの不透明度をぐーっと下げます。

 



 

不透明度10%〜20%ぐらいが良いのではないかと思います。

不透明度が低いほど、水をたっぷり含ませた状態に近づきます。

 

しかもデジタルは塗り重ねやゴシゴシ塗りをしても紙が痛むことがありません。

安心してペタペタやってください。

 

後述しますが、合成モードを普通や透明度固定にして黒焦げを防ぐ方法もためしてみましたが、これが一番おつゆっぽい結果になりました。

 

目指す仕上がりに向かってお好きな物を選んでいただけたらと思います。

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